7月23日に、スパイナルケア用賀店がオープンしました。
桜新町店との最大の違いは、カイロプラクティック治療だけではなく高気圧酸素セラピーを取り入れたことです。
高気圧酸素セラピーといっても、ピンとこない方も多いでしょう。
いわゆる酸素カプセルです。
以前にはべッカム選手が愛用したことで『べッカムカプセル』なんて呼ばれ方もしました。
今回は酸素カプセルって何だろうということと、カイロプラクティックとの関わりについて説明します。
酸素カプセルというと、『高濃度の酸素を吸わせるもの』、と思っていらっしゃる方も多いように思います。
実はそうではありません。
あのカプセル内に流れているのは、酸素濃度約21%の普通の空気です。
ではなぜ『酸素カプセル』と呼ばれているのでしょうか?
このカプセル内では通常の気圧より高い気圧(1.3気圧:飛行機の離着陸時にかかる圧力とほぼ同じ)になっています。
気圧が高くすると、血液やリンパ液などに酸素が溶け込みやすくなります。
これを『ヘンリーの法則』といいます(たぶん、高校1年生くらいの化学の教科書に出てきます)。
血液やリンパ液などに酸素が多く溶け込むと、結果として全身に回る酸素の量が増えます。
これが『酸素カプセル』と呼ばれている所以でしょう。
詳しくは下の図を見ていただけると理解しやすいと思います。
人間が取り込む酸素には二種類あります。通常、酸素は赤血球中のヘモグロビンと結びついた『結合型酸素』が約98%を占め、わずかに血液中に直接溶け込んだ『溶解型酸素』が存在しています。
高気圧下で約45分過ごすと、血液に直接酸素が溶け込みやすくなり『溶解型酸素』を増やすことができます(これをヘンリーの法則といいます)。これによって体内の酸素量を増やし、結合型酸素が行き届いていなかった細胞にも効率よく酸素を供給することができるのです。
『そんなまどろっこしいことしないで、直接高濃度の酸素を吸えばいいんじゃないの?』と感じる方もいるかもしれません。
しかし、高濃度の酸素を直接吸うと、過呼吸状態になったり活性酸素というものが発生して人体に害を与える可能性もあるため、このように酸素カプセルを使うことが理にかなっています。
酸素カプセルに入ることで全身に酸素を供給できるため、様々な効果が期待できます。
疲労回復・リフレッシュ効果などが期待できますし、べッカム選手のように怪我の早期回復を期待して利用する方もいらっしゃいます。
さて、カイロプラクティック治療との関係ですが、どのような効果が期待できるでしょうか?
カイロプラクティック治療では、主に筋肉や関節に関わる症状を治療します。
例えば肩こりの例をあげると、カイロ治療で背骨のバランスを整え、筋肉の緊張状態を緩和することで改善させようとしますが、さらに酸素カプセルで凝っている筋肉へ酸素を供給することでより深い効果が得られる可能性があります。
どこか体の一部分を痛めている時、カイロプラクティック治療によって筋肉・骨格・神経を治療して痛みを緩和させたあと、酸素カプセルで痛めている部位へ酸素供給してあげることで回復が早くなる可能性も考えられます。
酸素カプセルは、酸素を供給することで効果が期待できる状態に対して効果を発揮できると考えられます。
カイロプラクティック治療と併用することで、治療の『相乗効果』が望めると思います。
普段受けている治療に『プラスα』として、高気圧酸素セラピーを取り入れてみるのもいいかもしれません。
興味がある方は、担当カイロプラクターへご相談ください。
小幡 隆(スパイナルケア)