06/04/28

肩こりについて

「肩凝りは治りますか?」とよく聞かれますが、正直にいいますと、「ほとんどの場合、治りません。」が答えです。
と言うのも、多くの人(あくまで多くの人)の肩凝りは、言ってみれば「筋肉の張り、筋肉痛」の類だからです。毎日、長時間PCに向かって、眼を酷使。姿勢が悪い状態でPCや食事などなど。筋肉に対し疲労を積み重ねることを繰り返しているからです。マッサージやお風呂で一時的に良くなったとしても、解決にはなりません。じゃあ、どうするのか。まずは姿勢を整えます。

理論的には、"S字弯曲"を保つというのが正しい姿勢だと言われています。
頭は5kgもの重さを持っています。それを支えているのが背骨です。背骨は24個と骨盤で構成されています。
もし背骨がまっすぐだったらどうなるのでしょうか?地球には重力がかかっていますから、一番下にある、腰椎という骨に負担がかかってしまいます。"S字弯曲"はその重さを分散するのに必要な形なのです。

実際は、各個人、その時々に合った姿勢があります。椅子に座る姿勢。勉強している時の姿勢。長時間立っている時の姿勢。皆さん自身で評価する方法はあります。しかし、うまく説明できないのです。実際に何人かに言葉で説明してみましたが、百聞は一見にしかずとよく言ったもので、言葉で一生懸命伝えるよりも、実際に見せた方が間違えもなく、圧倒的に早いことが分かりました。

正しい姿勢を維持するのに必要なのは筋肉です。しかし、筋肉にとって一番悪いのは、同じ姿勢の維持です。筋肉は同じ長さを続けていると疲れが早くなります。ずっと同じ姿勢で立っていると疲れて体勢を変えたりしませんか?同じ事が肩(もちろん腰も)でも言えます。ですから、肩こり予防のために1時間に1回くらいの割合で、動いて貰います。

たとえば、仕事を50分したら休憩して、お茶を入れにいくついでに身体を動かしてみるのはどうでしょうか。経営者の方でしたら、その会社として取り組んでみるのがよいでしょう。結果、1人1人の能率が上がり、業績も上がるかもしれません。

さて、私たちカイロプラクターは「肩こり治療」のため何をするのか。肩こりによる痛みの悪循環を断つために治療を行い、正しい姿勢を維持しやすくします。正しい姿勢を維持するためには、背中の筋肉や関節が1つのチームとなって行うのですが、その手伝いをします。ですので、姿勢が良くて肩凝りの人は治りやすく、姿勢が悪く肩凝りの人は治りにくいのです。

最後になりますが、ここで書いた肩こりは「多くの人の肩こり」です。なかにはアレルギーやその他の原因になっている方もいます。これらの方をすみ分け、西洋医学のクリニックにご紹介することも、我々カイロプラクターの仕事なのです。

柴田 泰之(スパイナルケア桜新町)

Posted at 06,04,28
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