07/11/30

視力矯正と肩こり・頭痛

最近、視力矯正が流行っていますね。調べてみるとレーシック、フェイキックIOL、イントラレーシック、ウェーブフロントレーシック 、イントラウェーブフロントレーシック、エピレーシック、ラセック・・・などなど色々な矯正法があるようです。

元々、メガネやコンタクトが危険なコンタクトスポーツ選手や動体視力を重視するスポーツ選手が手術し話題となり、最近は手術する人も増え、一般的な矯正法として値段も下がってきました。
当クリニックの常連さんからも、「レーシックしてから凄くよく見えます」とか「朝起きてみえる光景に感動です」という言葉がちらほら。。

と同時に、視力矯正後から「肩こりが強くなった。」とか、「頭痛がひどくなった」という言葉もよく聞きます。
これはなぜでしょう?

考えられることとしてバランス感覚が関係しているのではないか?と思います。

人間のバランスを司る器官として、三半規管(前庭神経)・固有感覚・視力、そして小脳があります。

三半規管は耳にある平衡感覚器です。名前の通り、前半規管・後半規管・外側半規管の3つの器官の集まりで、前転・回転・側転に関わっています。よく、めまいがする時は耳鼻咽喉科へ。と言われるのもそのためです。
固有感覚とは聞き慣れない言葉ですが、各関節や皮膚にあるバランスに関わる受容器です。この受容器がバランスに関わっています。
視力もバランスに大きく関係しています。目を開けた状態で片足立ちをしてもふらつきませんが、目をつむるとふらついてしまうのは視力の働きを消すからです。
そしてこれらを統合するのが小脳です。
私たちは当たり前のように二足歩行を行っていますが、それは次から次へと入ってくる情報を脳が処理してバランスを保っているおかげです。
その大変さはロボットを見るとわかります。二足歩行ロボットを作るのに、もの凄い時間と労力がかかっていますよね。これはバランスを保つのが難しいからです。
人間はバランスに関わる器官の情報を瞬時に統合してバランスを取っていますが、これにはエネルギーを使います。疲れてくると立つのが辛くなり、横になりたくなるのはエネルギー温存のためです。

と、バランスについて紹介しましたが、ではそれと肩こりなどの症状とどう関係しているのでしょうか?

コンタクトやメガネなど矯正器具を着けた状態では、目と景色の間にモノを挟むことになるので屈折率が変わります。使い続けていくことによって、その状態に体は慣れていますから、視力矯正手術によって急にそれらが無くなるとバランスが微妙に狂います。
それを修正するために脳や筋肉に負荷がかかり疲れやすくなるのではないかと考えます。

カイロプラクティック治療は関節を調節することで、バランスに関わる固有感覚を調整します。固有感覚は足・骨盤・首・肩鎖関節に多いと言われていますが、これらは負荷がかかりやすく、問題が起こりやすい部位です。

体には自然治癒力がありますのでほうっておいてもバランスは戻りますが、それらの関節が正常な働きをしていなければ、また別の症状が現れる恐れがあります。ですから、早期に治療をしてバランスの再教育が必要になるのです。

その他、カイロプラクティック治療の効果としては、筋肉がほぐれることによって脳の疲れが改善されます。また頭痛も肩こりの延長から来るものが多いので、これもカイロプラクティックで改善するでしょう。
(まれに手術後のステロイド性緑内障による頭痛・眼痛の可能性もあります。これらの鑑別は重要になります。)

これら症状の他、体の疲れやめまいなど、視力矯正後の不調でお悩みの方はスパイナルケアでご相談ください。


柴田 泰之(スパイナルケア)

Posted at 07,11,30
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