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更新日 2010-01-20 | 作成日 2007-12-06
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骨盤の歪みとは

 骨盤は、寛骨という左右の大きな骨が、中心にある仙骨を挟み込む構造となっています。そして寛骨と仙骨の間の関節を仙腸関節と呼びます。骨盤のゆがみとは、主にこの仙腸関節の左右の動きや位置関係に歪みができることを意味します。

骨盤がゆがむ原因

骨盤が歪む原因は様々ですが、いくつかのパターンがあります。

●脊柱や足の関節に歪みやアンバランス、左右の足の長さの違いから起こる骨盤の歪み

 骨盤には、上からの力(脊柱)と下からの力(下肢)を分散させる機能があります。これによって上手く重力に対して正しい姿勢を保つことが出来き、過剰な負担から逃れることができます。しかし、脊柱や下肢の関節、左右の足の長さに異常があると、骨盤にかかる負担が大きくなったり、左右不均等な力が加わります。この負担によって骨盤が歪む場合があります。左右の足の長さの違いは、ケガ、変形性股関節症、変形性膝関節症、解剖学的に左右の足の長さが違う、筋肉や関節のアンバランスによって足の長さに違いがでるなど様々な原因があります。

●筋肉の過緊張・筋力の低下による骨盤の歪み

 骨盤のバランスを保つ中心的役割を果たしているのが、仙骨という骨ですが、この骨には3つの大きな筋肉(脊柱起立筋・大殿筋・梨状筋)が付着しています。もしこれらの筋肉が左右不均等な状態で過剰に緊張したり、弱くなると、仙骨はバランスを失い強く緊張した方向に引っ張られることになります。スポーツ選手や偏った身体の使い方をしている方によくみられる傾向があります。

●妊娠・出産による骨盤の歪み

 妊娠時は、体重増加によって骨盤への負担が増加します。また、妊娠後期からは赤ちゃんがスムーズに産道を通れるように、骨盤の靱帯を緩める働きをするリラキシンというホルモンが分泌されるようになります。出産によって過剰に骨盤が開いたり、左右の仙腸関節に歪みが起きることがありますが、そのままの状態にしておくと出産後にホルモンの分泌が止まった頃には、徐々に靱帯の柔軟性が元に戻り歪んだ状態で固定されてしまうことがあります。また、妊娠・出産にかかる約一年の過程で、腹筋やお尻の筋力が過度に低下してしまうので、これもまた骨盤の歪みの原因となります。

●生活習慣による骨盤の歪み

 足を左右どちらかに偏って組む、財布を片方のお尻のポケットに入れて座る、あぐらで座る時に必ずどちらかの足が上か下にくる、女の子座りをするときに決まって左右偏った座り方をするなど、生活習慣でも骨盤に歪みが生じることがあります。

●外傷(ケガ)による骨盤の歪み

 繰り返し同じ動作をしたり、左右の手足の使用頻度に大きな違いのあるスポーツ(サッカー、野球、ゴルフ、テニスなど)、ケガの多いコンタクトスポーツ(アメフト、ラグビー、格闘技など)などにより、ケガをした組織が硬くなったり、ケガをかばった動きをすることで骨盤は歪みます。また、筋肉のアンバランスが生まれることで、骨が偏ってひっぱられることで骨盤の歪みにつながります。

骨盤のゆがみと症状

 骨盤の歪みは、身体の全体的な構造的問題と機能的問題に影響を及ぼすことがあります。
 構造的問題とは、左右のヒップラインの違い、左右の足の長さの違い、脊柱の側弯(そくわん)、肩の高さの違い、頭の傾きなど見た目に分かる問題です。機能的な問題とは、骨盤周囲や脊柱の筋肉のアンバランスによる筋筋膜痛症候群(トリガーポイント)、腰痛、肩こり、左右の股関節の不均等な動き、歩行の乱れ、足への血流の減少、足のしびれ、骨盤内臓器(子宮・卵巣・前立腺・膀胱など)への血流不全、自律神経失調・機能不全による生理痛、月経前症候群、坐骨神経痛などです。また、骨盤の歪みは左右の子宮円索という靱帯の緊張状態を変化させ、子宮の適切なバランスを崩すことで逆子の赤ちゃんの確率が高まることも報告されています。
このように、一見骨盤の歪みとは関係のないように思われる問題も起こることがあります。特に機能的な問題に関しては、医師の診察を受けたにも関わらず改善が見られないケースでは、骨盤の歪みが原因となっている可能性があります。

骨盤矯正とカイロ治療


カイロプラクティック治療院・スパイナルケアでは、国際公認の大学を卒業したカイロプラクターが施術にあたります。骨盤の歪みの原因は様々ですが、患者さん個々の問題を適切に評価します。骨盤矯正の主なプログラムは以下の通りです。

●手技による骨盤矯正

 歪んで、硬く動きが悪くなっている骨盤を手技によって矯正します。

●骨盤ブロックによる骨盤矯正

 妊娠中や出産後、外傷などにより骨盤の関節がわずかに歪んでしまったり、柔らかくなりすぎた骨盤をブロックという柔らかい特殊な治療器具を使い矯正します。妊娠中や出産後の女性も安心してお受けになれます。

●ストレッチ・筋肉トレーニングによる骨盤矯正

 骨盤の歪みに大きく関わる、骨盤周囲の筋群(特に脊柱起立筋、梨状筋、大殿筋、ハムストリングス、大腰筋、大腿四頭筋)に焦点をあて、凝り固まった筋肉にはストレッチや筋膜リリースを行い、弱く力が入りにくい筋肉には筋肉トレーニングを行います。筋肉トレーニングは通常の重りを使ったものから、ゴムチューブなどのインナーマッスルを鍛える方法、ヨガやピラティスのようなトレーニングまで様々です。ストレッチはご自宅でも簡単にできるような方法をご指導させていただきます。

●骨盤ベルトによる骨盤矯正

 妊娠・出産後、外傷や体質によって骨盤が歪んだり、関節の動きが過剰になってしまうことがあります。治療に加えて、日頃の生活から適切な骨盤の状態を維持するために骨盤ベルトをご用意しております。ゴムの骨盤ベルトは、締め付けがきつく血流を妨げることがありますので、妊婦さんにはとこちゃんベルトをお勧めしています。

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