姿勢とは
姿勢を保つのは、主に筋肉です。筋肉の中でも「姿勢筋」と呼ばれる筋肉群が働くことで姿勢を保っています。
同じ姿勢をずっとしていると、特定の部分が疲れてきたり凝ってきたりするはずです。これはまさに「姿勢筋」が活動し、疲労が溜まってきた証拠なのです。
うまく姿勢筋を働かせるには、骨盤や背骨のバランスが取れていることも必要です。また筋肉を働かせるのは「脳」ですので、脳から筋肉までの神経伝達もしっかりしている必要があります。
また姿勢には、「心の状態」が関わっていることもあります。精神的に疲れていて元気がない人は、うつむき加減で猫背気味になっていることが多いでしょう。
逆に晴れやかな気持ちであったり、自分に自信を持っている人は、胸を張って堂々と歩いていませんか?
様々な要素が姿勢に関わってきます。
姿勢が崩れると、「疲れやすい」、「肩が凝る」、「腰が痛い」などの症状に繋がってくるのです。
猫背の影響
人間は四足で歩く動物とは異なり、二足歩行をすることができます。二足歩行のメリットというのは『手が自由に使える』などがありますが、その代わりに背骨に大きな負担がかかる構造になってしまいました。
人間は四足動物よりも脳が発達しています。そのため頭の重量はたいへん重たいもので、ボーリングの球と同じくらいの重さです。人間はこの頭をうまく骨格・筋肉でバランスを取りながら重力に対抗しようとします。肩こりでよく見られるのは頭が前に倒れた猫背姿勢ですが、この姿勢では重たい首を支えるために首の後ろ側の筋肉が必要以上にパワーを使うので、疲れやすくなってしまいます。

これはよくデスクワークの方に見られます。これが原因で肩こりや頭痛に繋がる場合もよく見られます。
腹筋が弱くなることによる影響
人間の身体の中でも衰えやすい筋肉があります。それは腹筋です。よく中年腹などとも言われますが、腹筋が衰えると腰は『反り腰』のようになってしまいます。この姿勢では、腰の関節が圧迫されて痛みを起こしたり、腰の筋肉にも負担がかかってしまいます。

これは妊娠中や産後の方にも当てはまります。妊娠中は大きくなったおなかで腹筋が伸ばされ、腰が全体的に反り返ってくるようになります。
これらは腰痛の原因にもなります。
理想的な姿勢
姿勢を保つのは筋肉の働きによるものですが、最もバランスがとれた姿勢というのは、筋肉への疲労が最も少ない姿勢といえます。具体的には『重力線』というものがあります。重力線は耳、肩、股関節、膝、くるぶしを通る直線で、この線に近づけば近づくほど少ない筋力で姿勢を維持できます。少ない筋力で姿勢を維持できるので疲れにくくなります。ですから私たちカイロプラクターが行う姿勢改善は、この重力線を意識して行っていくのです。

ただし、人間の身体は「静止体」ではなく「動き」を持ったものですから、ずっと同じ姿勢にしていると疲れが溜まりやすくなります。最も少ないエネルギーで姿勢を保つには、理想的な身体のバランスを保ちつつ、同じ姿勢で長時間固まらないことが大切です。
デスクワークの方は、30分に一度は立ち上がって背伸びをすることをオススメします。
姿勢改善プログラム
具体的な姿勢改善プログラムの例を挙げます。
治療
●関節の治療
関節の動きを滑らかにし、負担が少なくバランスがいい骨格を目指します。
●筋肉の治療
固い筋肉をほぐすことで筋肉バランスを整えるとともに、弱っている筋肉を見つけ、力を入れやすいように整える。
エクササイズ
●ストレッチ
固くなって負担がかかりやすい筋肉をストレッチします。
●筋力強化
弱っている筋肉へのトレーニングを指導します。筋肉痛がでるほどの強い運動ではなく、負担が少ない軽い運動から処方します。
注意点の指導
負担が少ない姿勢のコツや疲れが溜まったときの対処法などを指導します。ストレスケアなどを指示する場合もあります。
姿勢についてお悩みの方は、スパイナルケアにご相談ください。
