うつ病治療は現在の西洋医学の分野では薬物療法と休息が中心となっています。
しかしながら、気分障害としてのうつ病と慢性的な身体愁訴を併発しているケースも多いことも事実です。さらには慢性的な筋骨格症状の遷延化によって精神的なストレスが強くなり、抑うつ傾向になることもあります。このような身体愁訴、すなわち筋骨格系の諸問題に対してカイロプラクティックが有効で、身体愁訴から来る抑うつ傾向にも改善を示すという研究報告もなされています。加えて、カイロプラクティックには「神経機能の正常化」、分かりやすく言えば人体を司っている神経系のはたらきを整える、という役割があります。この神経系には自律神経も含まれていますので、ストレスによって過剰になった交感神経のはたらきを抑えて、副交感神経とのギアチェンジをスムースに行なえるようにすることで心身のさまざまな部分で起こっているアンバランスを改善することができるのです。ですので、うつ病の原因といわれている神経伝達物質のセロトニン分泌の問題などは薬物療法と休息を中心にし、付随的な筋骨格系症状の改善と身体のリズムを作るという目的でカイロプラクティックを併用していただくことは非常に有用です。