10/05/24

2010年5月


42歳 男性 用賀在住

慢性的な肩こりとめまいにより訴えて来院。20年来の肩こりでどこに行っても一時的にしか楽にならない。特に左右の差はなく、首から肩にかけていつも張りを感じている。仕事が忙しいと肩こりが強くなり、デスクワークが原因と感じている。1週間前からめまいが出るようになり、下をしばらく向いていて、頭を上に戻すときにめまいがある。耳鼻科に行ったが異常なしとのこと。少しずつ治まってはきている。


【初診時の症状】

・後頚部~肩にかけて筋肉の強い緊張

・下を向いて頭を戻すと軽い回転性のめまい

・頚部の前面の左右の差(右が強い筋緊張)


【治療後の経過】

初回はめまいが上部頚椎の関節、筋肉の問題が考えられたので頚部~肩にかけての筋緊張を取り除き、関節の動きを全体的に改善させる治療を行った。治療後、すぐにめまいが無くなることはなかったが、2回目の来院時にはめまいの訴えはなくなっており、症状は、慢性的な肩こりだけになった。肩こりに関しては、かなり慢性的な状態であり、上部僧帽筋(首から肩にかけてついている筋肉)を中心に凝りを訴えてている。その部分だけ治療せずに、他の部分、胸の前などの前面や腕などの全体的にな張りを取り除く治療を2~3回行った。患部である僧帽筋(首から肩にかけての筋)はもちろん、筋線維の深い部分のケアをしないと悪循環は取れてこない。それに沿った治療を行い。2~3回の治療で70~80%の改善があり、生活で肩こりに苦しむことが少なくなった。

 

【担当カイロプラクターのコメント】

めまいの原因の多くは頚部や頭部の筋肉や関節の問題であることが、多くはあります。実際にはデスクワークによる疲労性の問題が蓄積して問題を起こしているケースがほとんどです。今回のケースのように耳鼻科に行っても症状の原因はがない場合の多くが、肩や首の筋緊張によるものです。その多くが、頭痛などを伴います。メカニズムは、上部頚椎の関節やそれに関わる筋群が、他の部分の関節や筋肉よりもより多くの情報を感知するセンサーが存在しており、そのセンサーが強い筋緊張により働かず、目から入る情報とのズレが起こるためにめまいになると考えられています。そのため、頚部や肩こりなどの疲れをため過ぎるとこのような症状を引き起こす原因になります。




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Posted at 10,05,24
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10/05/17

2010年5月


35歳 女性 用賀在住
昨年の2月頃から左腰の前(ASISあたり)からと仙腸関節周囲〜お尻全体にじわーとした重い痛み。左ふとももの前面外側は張っている感じが強く、皮膚を触られるのも痛みがあり、少し冷たい感覚もある。逆に仙腸関節付近は熱をもっている感じ。他のカイロや針、整体や仙骨の矯正など色々試した。整形外科でブロック注射(L4/5や上部腰椎、SIなどに昨年2月〜7月まで2週間に1回)や筋弛緩の薬なども試したが、一時的であまり効果が続かない状況。針は3ヶ月やって少し楽になった。左下肢痛は酷いとき踵まである。症状のある腰の前とお尻の部分は自分でも硬い感じがしていて筋肉をマッサージやストレッチを自分でやると少しだけ楽になる。骨盤が右に比べて左は緩い感じがある。3、4年前にヨガやキックボクシングをやっていた。症状が出る1年前に右膝の靱帯を痛めて1ヶ月半松葉杖をついていた。その時に左足に体重をのせていたこともあるし、ガクッと踏み外すことも数回あった。生理痛や生理前症候群があるが、逆に症状と反対の右側に重さが出てきて両側になる。症状が生理と関係はなさそう。痛みのために不眠。通っていたカイロは職場が近かったが、仕事(デスクワーク)が変わったので近くで探していて来院。
既往歴:骨盤内腹膜炎、肺結核

検査結果:
・仙腸関節の圧迫で若干の左下肢痛
・胸椎の全体的な動きの減少
・左仙腸関節(上、中、下)に圧痛多い(若干の下肢痛誘発)
・触診:左腸骨筋の軽い刺激で下肢痛誘発(主訴よりも強い痛み)、左中、小殿筋下肢痛誘発、左外側広筋、左大腿筋膜張筋緊張など

症状の経過:
関節の固定をし、負担を減らす事で、靭帯が回復するのを待ちながら、同時に筋肉の緩和を行い、問題になっている筋の状態を改善した。徐々にしびれの範囲が小さくなり、初めの患部は痛みが減少してきている。経過観察中である。

担当カイロプラクターのコメント
仙腸関節全体的に痛みがあるが、松葉杖で左に体重を乗せていたり、足を踏み外したようなこと、可能性として他の施術での関節の治療を繰り返しおこなったことなどが原因と考えられる。それらのことにより関節かかる負荷が多くなり、徐々に関節が緩くなってしまったかもしれない。関節が緩いと周りの筋肉は補うために緊張が強くなると考えられる。そのために股関節を中心につく筋群が緊張し、トリガーポイントが発生し下肢痛が起こっていることが示唆される。捻挫のときのように仙腸関節をある一定期間固定し、緊張が続いている筋群に対してトリガーポイント治療が必要と思われる。



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Posted at 10,05,17
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10/05/10

2010年5月


60歳、用賀在住の営業職の男性
この症状は3年前に始まり、徐々に悪化傾向にある。当初は腰痛が気になっていたが、数カ月前から徐々に右腿やふくらはぎにもシビレや痛みが出始めた。思い当たる原因は特にない。 マラソンや自転車、ゴルフ、筋肉トレーニングを週3回以上行っており、ストレッチもしっかりやっている。

検査結果:
検査結果からは、椎間板ヘルニアを疑わせる所見はなく、右中臀筋、梨状筋、長径靭帯が過剰に緊張し、過敏性が確認できた。また、中臀筋、梨状筋にはトリガーポイントが形成され、愁訴が誘発された。ハムストリングスや大腿四頭筋の短縮のために膝と股関節の可動域に制限がみられた。
 
症状の経過:
このような検査所見から、軟部組織の問題を考え、右中臀筋、梨状筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、長径靭帯に対してカイロプラクティック治療を行った。はじめの5回は週に一度の治療を行い、症状は40%改善した。その後、2週に1度の治療頻度に変更し、更に5回の治療を行った。第2クール終了後に、症状は更に約40%改善した。現在、約4カ月経過したが、症状はほとんど気にならないレベルまで改善し、月に一度のメンテナンス治療を行っている。

担当カイロプラクターのコメント:
今回の症例は、問診から典型的な筋筋膜痛症候群(トリガーポイント)を疑わせる所見が得られたが、患者さんは何も特別な原因はないと語られていた。多くの場合、筋筋膜痛症候群は患者さんにとって思い当たる原因がなく、なぜ痛みが起きているのか分からないと表現される。おそらく、怪我や病気であればはっきりとした原因が見つかりやすいために早い段階での治療が可能だが、筋筋膜痛症候群は慢性疲労や反復性の運動などにより徐々に悪化してしまうことが多いため、気づいたときには慢性症状に移行していることが多い。このような現状を踏まえたうえで、患者教育の重要性や骨格筋の機能障害に対する認識を高めていただくような努力が必要であると感じている。


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Posted at 10,05,10
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10/05/03

2010年5月

55歳 男性 用賀在住 

五十肩のために強い肩の痛みと腕のしびれを訴え来院
症状は3年ほど前から始まった。はじめは左肩が五十肩になり自然に回復したが、徐々に右側もおかしくなりはじめた。痛みが酷くなると肩から肘ぐらいまでしびれや違和感などの感覚異常がある。基本的にはデスクワークなので、首肩が凝ってしまうことが多い。医師の診断では、頸椎ヘルニアや胸郭出口症候群、手根管症候群などではなく、癒着性関節包炎(五十肩)であると指摘された。趣味でゴルフやサイクリングを行っているが、肩の痛みのせいで随分と運動が制限されている。


初診時の症状:
・姿勢検査:首が前にでている。肩がやや内肩になっている。猫背。
・右三角筋、上腕二頭筋、小胸筋に過緊張があり、トリガーポイントが確認できた。
・右肩の可動域が大きく制限され、特に外転・外旋での痛みが強い。

施術の経過:

はじめの3回の治療で、痛みは50%以上改善した。その後は、2週に1度の治療を5回行い、痛みは80%改善し、可動域は30%ほど改善した。現在は日常生活で痛みはほとんど感じないが、最大可動域まで肩を動かすと痛みと違和感が出る状態である。今後は、可動域をできるだけ改善させ、最大可動域まで肩を動かしても痛みがでない状態まで改善させることが目標である。


担当カイロプラクターのコメント:
今回の症状は、医師により癒着性関節包炎(五十肩)と診断されていたが、付随する問題がいくつか併存していたケースであった。医師に四十肩や五十肩と診断を受け、西洋医学的治療だけでは大きな改善が見られないケースには、今回のようにいくつか併存している問題が隠れていることがよく見られる。今回は、五十肩の痛みの原因組織になっている棘上筋や関節包などの組織に問題があるだけでなく、周囲の組織にトリガーポイントや過緊張が存在していた。四十肩、五十肩では単一の問題のみで症状を誘発するケースだけではないため、状況によりカイロプラクティックのように多面的に問題を評価する必要があると思われる。


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Posted at 10,05,03
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